緩衝材を役立てる➁

友人から、ホームセンターなどで売っている、緩衝材を日々の生活に使用すると便利だよとアドバイスを聞き、私の自宅でも取り入れようと、緩衝材シートなるものを購入してみました。友人の言っていた通り、お手頃価格で、結構な量が買えました。サランラップやトイレットペーパーのように、ロール式になっているタイプと、ある程度、正方形や長方形にカットしてあるタイプがあります。そして、幅のサイズが結構あるので、使用する場所や目的によって使い分ける方法が良さそうです。広い幅のタイプのものを購入し、自宅でカットする事は簡単なので、大は小を兼ねる的な要素は、大いにありますが、あらかじめ用途が決まっているような場合は、その寸法に合わせたものを購入した方が手際がうまくいきそうです。さてと、どこに使用しようか迷ってみると、友人が注意していた事を思い出しました。火の気の近くは、燃えやすいので気を付けるようにとの事でした。キッチンなどは、コンロ近くや、オーブントースター付近、リビングはストーブの傍は避ける事にしました。まずは、火の気のない、玄関に使用してみようと思います。緩衝材を、下駄箱の幅と長さに切り分けて、敷いていきます。う~ん、良い感じです。友人の上級アドバイスは、この緩衝材シートの上に、好みの包装紙や、英字新聞などを敷くと、年末の大掃除の際、上に敷いてある、包装紙や新聞紙を交換すればお掃除完了となってしまうようです。なんとも、効率と時間の使い方を考えた、暮らしの知恵なのでしょう。ますます、緩衝材を取り入れた暮らしのアイデアに興味が湧きました。

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緩衝材を役立てる

先日、友人の独り暮らしの新居に、招かれた時のお話です。余計なものがほとんどない、暮らしぶりではあったのですが、やけに部屋の大きさから比較すると、家具が巨大過ぎるのです。なぜ、そんな、家具のチョイスをするのかを尋ねたところ、海外出張が長い夫の留守には、広すぎると感じたタワーマンションを引き払い、代わりに、駅近の小ぢんまりとした独り暮らしには十分な広さの1DKを購入したと言うのです。友人の夫は、日本に帰宅する際には、必ずと言っていいほど、彼の実家にも帰省するらしく、夫婦水入らずの時間を過ごすには、友人が夫の海外の赴任先へ滞在するしかないのだそうです。そんな渡り鳥のような暮らしには、このくらいの1DKで十分なのよ。家具が立派過ぎるのはおかしいけれど、不自由はないからという彼女は、温かな珈琲を入れてくれました。キッチンも、独り暮らしだと、ほとんど料理をしないのか、なんだかリフォームしたての室内でした。良く家具類をみると、冷蔵庫やテーブル、ソファーの下に、なにやらシートが敷いてあります。どうしたの?まだ、引っ越し業者さんが来るの?と質問してみると、この部屋も、海外と夫の実家の行き来で、ほとんど居ないから、夫の仕事の動きがあった時には、貸し出すか売りに出そうと思うの。そんな時に、生活感があると、価値が下がっちゃうでしょ。と話す友人は、隣の寝室も見せてくれました。タンスや、ラックなどの下にも、きちんとシートが敷いてあります。こうしておくと、床に、家具の後が付きにくいのよ。お昼間は、UVカーテンをきちんとしたりすると、壁紙の日焼けも減るわよ。以前は、レジャーシートと敷いていたのだけれど、なんだか柄やイラストが入っていて、子どもっぽくて、引っ越し後、もう一度、引っ越し業者さんに来て頂いて、全て、緩衝材を敷いたのよ。ホームセンターなんかで、緩衝シートというネーミングで、売ってる事が多いかな。家具の下に敷くには、とっても便利なのよ。本来は、小包を郵送する際の、段ボールなどの隙間を埋める為の、緩衝材や梱包材として使用するようなのだけれど、値段もお手頃で、私は大好きで、暮らしに取り入れているのよ。と、タンスや、引き出しの中を開けて見せてくれたのですが、全て内部にも、緩衝材が敷いてあり、キレイに使用されていました。お部屋もそうだけれど、家具なんかも、いつ不用になるかわからないから、なるべく綺麗に使用して、いつでも高値で処分できるよう、日常から準備をしているのよ。緩衝材の暮らしの中での役立て方を教えてくれました。彼女は、私の緩衝材ライフの先生であります。子どもが居たら、緩衝材を敷いただけでは、収まらないけれど、ほら、うちはできなかったからね。と笑った彼女の、自分の人生を楽しもうとしている姿勢に、感銘を受けました。

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段ボールのシミ

段ボールに衣服を詰める、手が止まってしまいました。引っ越し業者さんから、事前に、梱包材などをまとめた段ボールは、一週間前から届いていたのですが、なかなか作業が進みません。私はこの家以外に住んだ事がないのですから、なんだか不安だらけの門出になりそうです。貴重品や割れものは、丁寧に包装をしなくてはならないと思うと、緩衝材が足りなくなりそうなので、事前に古紙回収に出さずに取っておいた古新聞を2階に運び込みました。誰か、家族に手伝ってもらおうかとも思いましたが、すでに涙目になっている自分の姿を見られるのが、嫌で断ったばかりです。お嫁に行くってこんなに不安なものなのでしょうか?なんだか、知らない未開拓の土地に行くわけではないのです。隣駅の隣町の新居に引っ越すだけなのに・・・。自転車で、30分もかかりません。20分もあれば、辿り着くような場所に引っ越すだけなのに、毎日のように同じ職場で顔を合わす妹とも、今まで通り、職場に行けば会えるのに・・・。私は、なんでこんなに涙が出てくるのだろうかと、何度も何度も、自分の荷物を梱包する手が止まってしまいます。引っ越しは、次の日曜日に決まりました。天気も良さそうです。あんなに大好きだった段ボールや緩衝材や包装材に囲まれて、いるのに私は涙がとまりません。きっと日曜日、この梱包を新居で解く頃には、止まっているはずの涙が、段ボールの上にポタポタと落ちては、滲みながらシミとなりました。

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水色の包装紙とブルーのリボン

「包装をお願いできますか?」とレジのお姉さんにお願いすると、「サービスカウンターで承ります。」と、少し離れたサービスカウンターまで案内をしてくれました。サービスカウンターで、包装紙を選ぶと、水色の包装紙で、購入したメロンを手早く包んでくれました。ついでの買い物をするのを忘れていた私は、ラッピング中のお姉さんに、買い物を1つ忘れたので、すぐ戻りますと声を掛け、売り場に向かい、花束を買って戻りました。サービスカウンターに戻ると、他のお客様が3名ほど並んでいました。順番を待ち、先ほどのメロンをお願いしますと伝えると、お姉さんはバックヤードに戻り、水色の包みを持ってきてくれました。「花束も包装されますか?」と声を掛けてくれたので、「では、おリボンだけでも」と伝えると、「何色にしますか?」と聞かれたので、「ブルー」と答え、手際よく飾り付けしてくれました。今から、出産のお祝いに行くのだけれど、男の子だと言うので、ブルーが良いかなと、包装紙も水色を選んだのですと言うと、今日は、朝から、皆さん、水色の包装紙が、人気で、先ほど並ばれていた引き取りのお客様も、皆さん、水色を選ばれたのですよと、楽しげに話してくれました。従兄の出産の知らせが昨晩、届いたので、さっそく出産祝いに、病院に駆けつけると、なんともかわいらしい赤ん坊が元気よく、病院中に響き渡るような声で、泣き叫んでいました。お花とメロンを渡すと、従兄は、すっぴんの顔をくしゃくしゃにして喜びました。そして、「実は、男の子だと言われていた、赤ん坊、女の子だったんだよ」と報告してくれました。無事に産まれてきてくれただけでもありがたいと、赤ん坊を抱きあげると、自然と涙が出てきました。そんな、感動の出逢いの後日、従兄から、電話がありました。「メロンだって聞いていたけれど、スイカだったよ」と言う元気な声に、産後の肥立ちも順調な様子でした。「えっスイカ?」と聞き返すと、「うん、うちの子みたいに、産んでみないと分からないもんだね。包装紙の中身も。お祝いに来てくれ日に、病室にもってきてくれた水色の包装紙を開けたら、スイカだったよ。」と報告がありました。あの日、病院に向かう途中で、購入したメロンは、サービスカウンターでの、取り違いがあったのだ・・・、と気づきました。「ありがたいから、頂いちゃったけど良かったかな?」と言う、従兄に「もちろんよ。」と伝えると、なんだか、おかしな偶然に2人で笑ってしまいました。

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