脱プラスチックと軟包装の未来

緩衝包装では、バブルモールドや板紙・ダンボール製品とスチロール・ウレタン発泡成形品との間でどちらが環境に優しいかの論争が続きました。今では廃棄性としては紙系の方が簡単です。次はファーストフードなどでの使い捨て容器類、トレーやカップは、マクドナルドの例があるように、リサイクルが容易な紙への転換が一斉に進んでいます。この流れは食品用トレーにも波及すると言われています。急増するネット通販による生鮮食品宅配用保冷箱でさえ、現行の発泡スチロール箱に替わる紙製品の開発が進められています。ヨーロッパで始まった脱プラスチックから紙系包装材料への転換が、プラスチック包装の使用率を下げるには手っ取り早い緊急の措置であるような印象があります。再生可能な木材・非木質系のセルロースがバイオポリマーと同じレベルで評価されています。

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