水色の包装紙とブルーのリボン

「包装をお願いできますか?」とレジのお姉さんにお願いすると、「サービスカウンターで承ります。」と、少し離れたサービスカウンターまで案内をしてくれました。サービスカウンターで、包装紙を選ぶと、水色の包装紙で、購入したメロンを手早く包んでくれました。ついでの買い物をするのを忘れていた私は、ラッピング中のお姉さんに、買い物を1つ忘れたので、すぐ戻りますと声を掛け、売り場に向かい、花束を買って戻りました。サービスカウンターに戻ると、他のお客様が3名ほど並んでいました。順番を待ち、先ほどのメロンをお願いしますと伝えると、お姉さんはバックヤードに戻り、水色の包みを持ってきてくれました。「花束も包装されますか?」と声を掛けてくれたので、「では、おリボンだけでも」と伝えると、「何色にしますか?」と聞かれたので、「ブルー」と答え、手際よく飾り付けしてくれました。今から、出産のお祝いに行くのだけれど、男の子だと言うので、ブルーが良いかなと、包装紙も水色を選んだのですと言うと、今日は、朝から、皆さん、水色の包装紙が、人気で、先ほど並ばれていた引き取りのお客様も、皆さん、水色を選ばれたのですよと、楽しげに話してくれました。従兄の出産の知らせが昨晩、届いたので、さっそく出産祝いに、病院に駆けつけると、なんともかわいらしい赤ん坊が元気よく、病院中に響き渡るような声で、泣き叫んでいました。お花とメロンを渡すと、従兄は、すっぴんの顔をくしゃくしゃにして喜びました。そして、「実は、男の子だと言われていた、赤ん坊、女の子だったんだよ」と報告してくれました。無事に産まれてきてくれただけでもありがたいと、赤ん坊を抱きあげると、自然と涙が出てきました。そんな、感動の出逢いの後日、従兄から、電話がありました。「メロンだって聞いていたけれど、スイカだったよ」と言う元気な声に、産後の肥立ちも順調な様子でした。「えっスイカ?」と聞き返すと、「うん、うちの子みたいに、産んでみないと分からないもんだね。包装紙の中身も。お祝いに来てくれ日に、病室にもってきてくれた水色の包装紙を開けたら、スイカだったよ。」と報告がありました。あの日、病院に向かう途中で、購入したメロンは、サービスカウンターでの、取り違いがあったのだ・・・、と気づきました。「ありがたいから、頂いちゃったけど良かったかな?」と言う、従兄に「もちろんよ。」と伝えると、なんだか、おかしな偶然に2人で笑ってしまいました。

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